作曲家・王西麟を聴いてみた
中国の作曲家である王西麟を初めて聴いてみましたが、現代音楽らしさと叙情的な性格が融合していて良いと思いました。どうも毛沢東を批判して強制労働や拷問を受けたらしく、聴力に支障があるようです。
交響曲3番は天安門事件を受けて書かれたものとのことです。そんなこと言って大丈夫なのだろうかと心配しましたが、その後も北京オリンピックの音楽を担当したり今なお作品が中国のオーケストラで演奏されているので案外大丈夫なもんだなぁと安心しました。
が、中国版のWikipediaの自由的百科全書には天安門事件については触れていませんでした。まあそうだよね。
ちなみにページを自動的にGoogle翻訳すると
文革結束後得以。→文化大革命後に更生した。
となっておりギョッとしましたが、これはおそらく誤訳でしょう。「平反」は名誉を回復するとか、誤審を正すという意味なので、文化大革命後に誤った処遇から名誉回復したというのが正解だと思います。
ショスタコーヴィチを尊敬しているとのことですが、音楽上のことだけでなく政治問題に対しての姿勢に共感したのかもしれません。
アジアの作曲家も西洋が本場であるクラシックに負けていないと思います。
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