SONY Walkman A-25 レビュー ボタン操作で使いやすい

2018-12-13

ウォークマンのA-25のレビューです。かなり長い間使っているDAPですね。

SONY WALKMAN A25

Aシリーズでは、最後のボタン操作できる機種なので需要は少し残り続けるのではないかと思います。僕はデジタル出力できるので、購入しました。音はやはりAシリーズなので、下位機種より良いですね。

SONYの公式サイトはこちらです。

Walkman A25の音質

SONYの音ですね。弱ドンシャリです。高音と低音がややドラマティックに盛られており、スケール感を出しています。

全体的にクリアで切れのある音で、スピード感の表現が得意です。寒色系の音で、解像度はそこそこ高いといったところでしょうか。音はやや細いです。

アップサンプリング DSEE

SONYのアップサンプリング技術のDSEEを使うと、上で書いた特徴がさらに濃くなります。

高音がさらに伸び、低音のパワー感が増えます。

空間表現も補正がかかり、音場が広がり、奥行きが出てきます。

アップサンプリングでハイレゾ相当まで音質の向上を図るとありますが、MP3だと違いはハッキリ分かります。

しかし、WAVEやFLACだと違いはほとんどないように思いました。WAVEほどのデータ量でしたら、好みでいいと思います。

SONY WALKMAN A25

Walkman A25の機能性

やはり世界のSONYです。全DAPの中で、使い勝手は世界最高です。長持ちする充電、ボタン操作のしやすさ、優秀なUI、どれをとっても適うものなしです。

他のDAPを使った後WALKMANを使うと、使い易すぎてびっくりします。同じWalkmanのZX300も使っているのですが、A25の方が断然使いやすいです。ZX300は起動に数十秒かかるのですが、A25は3秒もしないうちに音楽を聴くことができます。

バッテリー・充電の保ち

充電はスペック表では再生51時間とあります。

確かSONYのアップサンプリング技術のDSEEを使うと、充電の減りがはやくなると聞きましたが、自分は常時DSEE発動でそこまで充電の減りを感じません。毎日2時間以上使っていましたが、充電するのは1~2週間に一度です。

データ保存容量

本体の記憶容量で一番小さい容量は16GBですが、microSDカードを挿し込めるので実際はさらに多いと言えます。

一般的に、曲は平均4分程度です。それをMP3で128kbpsのビットレートで入れるとすると、16GBでは3000曲以上入ります。もちろんWaveやハイレゾ音源だと入る曲は少なくなりますが、ストレスなく使えるのではないでしょうか。

そしてSDカードで拡張できるので、さらに余裕ができます。対応しているSDカードで、一番容量が大きいのは128GBです。無限に感じますね。

携帯性能 持ち運びやすさ

重量は66gです。とても軽いですね。持ってて疲れるとかはないです。ポケットに入れてても忘れてしまうほどなので、間違えて洗濯機に入れないようにしましょう。大きさも手のひらサイズよりも小さいので、荷物になるとかはないです。

アンプとの接続

walkmanはApple製品と違い、ほとんどのアンプとのデジタル接続保証がありません。他のアンプと繋ぐ必要がないほど音に自身があるということでしょうか、同じSONYのものしか接続保証がありません。

僕はWMC-NWH10をつなぐと、SONYのアンプ以外では、DENONのDA-300USBに接続できました。

WMC-NWH10

WMC-NWH10を使うと、メーカー側が保証していなくても、結構広い範囲で接続できるのではないかと思います。(自己責任でお願いします。壊れるということはありませんが、デジタル接続はややこしいです。)

もちろんラインケーブルのアナログ接続はできます。AUX端子にも使えます。

Walkman A25と、A-30,A-40,A-50シリーズとの違い

後継機は、A-20シリーズまで使っていたボタン式操作からタッチパネル式操作に変わりました。

音質は、後継機の方が良いと思います。一気に進化しました。他メーカーの高価格帯とも対等に勝負できるクォリティーです。A-20では、クリアでキビキビ、音は細めという印象ですが、A-30シリーズからは音に厚みが出て、つながりは非常になめらかになりました。より自然な音に近づいたかなぁ。

しかし、使い勝手ではA-20、A-10シリーズの方が良いです。ボタン操作なので、誤作動は起きにくく、画面を見ずにポケットに入れたまま操作できます。充電も、後継機の方がはやく減ります。(他のメーカーの製品と比べるとはるかに長持ちですが。)

UIもA-20、A-10シリーズの方が良いです。とても動きが軽く、ストレスなく使えます。後継機は起動も操作もやや遅れている感じがあります。動きがやや重めになりました。(それでも、やはり他メーカーに比べると格段に良いです。)

ポータブルヘッドホンアンプにつなぐ前提や、使い勝手を優先するならA-20までの方が使いやすいです。しかし、単体で使う場合、音質を優先するなら後継機のA-30,A-40シリーズの方が良いです。上級機のZシリーズと近い印象で、コストパフォーマンスがさらにあがりました。

Walkman A25のまとめ

WALKMAN

WALKMANと聞いて、最初に想像する形といえばこのA-25の形ではないでしょうか。

後継機のA-30シリーズなどには音質の面では負けていますが、ボタン操作やUI、コンパクトなつくりや長持ちするバッテリーなど、主に使いやすさの面で、色々勝っているところがあります。