WESTONE WST-W40 レビュー 

2018-12-12

ウェストンのwst-w40の紹介です。

イヤホンではshureとwestoneで迷う人は多いと思います。

個人的にはse535よりもw40の方が好みで、現在一番使っているイヤホンです。

w40ですと、価格的に比較対象はse535でしょうか。se535は高価格帯の定番イヤホンとして人気ですが、このw40もオススメできるイヤホンです。

少なくとも、自分は好みですね。

WST-W40の音質

音色の特徴としては、暖色系の音です。リラックスできる音が得意です。その分、刺激的な音は出ません。音は柔らかめ。最初に聴いていたとき、BA型ではなく、ダイナミック型のイヤホンだと思いました。

印象的なのは、色気や艶のある音ですね。女性ボーカル、男性ボーカルどちらも楽しく聴けます。柔らかい音で、リラックスできる音でありながら、押し出しが強いです。また、音に厚みがあり、重厚感も出せます。

はじめにba型らしくないと思ったのは、ba型にありがちな、痛い高音やシャリつく音、また音のバランスの破綻が全くなかったからです。ダイナミック型と勘違いするような音楽性を持ちながら、ba型らしくオーディオスペックの高い音が出るのであまり弱点がありません。

自分はジャズを聴いたときに感動しました。楽器の響きやボーカルの表現力、艶のある低音はすばらしく、中でもステージの空気感がよかったです。キレのある音の音源も、しっかり表現できて、弱点にはなりません。上手く鳴らすという能力も高いので、古い録音も得意です。

 

銅のケーブルだと高音が弱く低音過多でした。銀ケーブルにリケーブルすると高音が自然に伸びてとてもいい感じに。

 

WST-W40の機能性

遮音性はShureと比べるとやや落ちます。

イヤーピースは、shure425では、コンプライのLサイズが僕には合っていたと話しましたが、このw40ではsサイズかMサイズが合っていました。

耳にゆとりがあるので、より深く中に入れられました。

また、ゴム製のものでも遮音できたので、コンプライが苦手な人は付属のものを試してみてください。

ケーブル


ケーブルはmmcxケーブルを使いますが、純正品以外は上手くささらん。リケーブルは頑張れ。やや力がいるので、入れすぎてイヤホンの端子の方を壊さないように気をつけてください。

僕は自作ケーブルを使っています。銅を銀でコーティングしたもので、westoneの豊かな音はそのまま、高音がクリアになって、上まで伸びるようになりました。

そしてWestone純正ケーブルはShure 425に使ってちょうどいい感じに。

WST-W40とShure se425 se535の比較

比較されるのは、価格帯からするとse425~se535あたりですね。

どれも定番で人気のイヤホンです。

自分もW40の他には、se425を所持しています。

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se535は試聴を繰り返したのですが、W40の方が好みなので出番がないだろう…ということで購入は見送らせてもらいました。

それでは、WestoneとShureの比較をしていきます。

se425とW40の比較

どちらも愛用しています。se425はW40よりもモニター的。

低音が薄いのが特徴的で、逆に低音が印象的なW40とは対照的ですね。寒色系気味のse425、暖色系気味のW40で音色も反対です。自分は気分で使い分けています。

se535とW40の比較

se535はse425と比べると、低音の量感が大幅に増えています。低音の量感においては、se535とW40は近いです。

しかし質感は違う。se535は元気よく弾む感じ。対してW40は、深く沈む低音ですね。se535は低音のエッジがはっきりして目立って、W40の低音は自然に消えていく感じ。

なお、赤色の SE535LTD-Aはさらに特徴が濃くなります。解像度はse535の方が高いです。細かい音も拾ってくれます。W40は音楽全体のバランスを重視。

自分は低音がW40の方が好み。元気のある低音が好みの方は、SE535もオススメです。

WST-W40のまとめ

個人的には自然な音だと思います。作為的なところがないというか。

ケーブルは銅オンリーよりも銀をコーティングしたものか銀線がいいかと思います。