SONYイヤホン MDR-EX155 試聴レビュー 高音重視のSONYブランドイヤホン
MDR-EX255は、低音重視のイヤホン音質ですが、MDR-EX155は高音重視ですね。同シリーズのように見えますが、キャラクター性はかなり違います。
こちらも、コストパフォーマンスに優れたイヤホンだと思いました。
MDR-EX155の音質
音色の特徴
繊細で、クリアな音が特徴的です。音色の傾向としては、寒色系の音でしょうか。
キレがあって、スピード感の表現が得意ですね。音に厚みはなく、軽快な音と言えます。
音は細いです。この音の細さが、全体的な見通しの良さ、繊細さを生み出しています。しかし、迫力のある音は苦手ですね。パワー感はありません。
高音が特徴的です。音の重心は高く、元気で華やかな印象でした。
弱点としては、低音が弱いことです。量感も弱いですが、低音の量を求めて音量をあげたり、イコライザーで持ち上げるとボワつきが生まれたり歪みが見られます。普通の設定で聴くと弱点が隠せ、慣れると気にならなくなるので、あまりいじらないことをオススメします。
また、高音が強すぎるかもしれません。音量を上げると、音が細いので耳に刺さる、痛い音が鳴ります。高音が好きな人にはいいかもしれません。
空間表現力
音場は価格相応といったところでしょうか。広くはないので、臨場感があります。
音は前にバンバン飛んでくるイメージで、その反面奥行きはあまり感じられませんでした。
定位はガッチリ決まるというほどではありませんが、普通に定位はします。
ボーカルの位置はやや上の方に聴こえました。脳内定位ですね。
音楽のジャンル
高音寄りで、スピード感があるので打ち込み系の音楽は合うと思います。
クラッシックのソロで、高音が欲しいときも適しています。
ジャズはあまり好みではありませんでした。音の厚みがあまり感じられませんでした。ベースの音も埋もれがちです。
音域
高音が強く、低音が弱いです。音の重心は高めですね。
高域
量感は多いです。キレがあり、繊細な音なので印象的です。解像度も高く感じました。
高域の更に高い高音まで、伸びていきます。
高音の音質は高いのですが、性能が高いがゆえに耳に刺さりやすいです。慣れたら大丈夫かもしれませんが、リラックス用途には使いづらいと思います。
中域
やや高音に引っ張られて、重心は高めです。繊細な音で、色々な音が聴こえます。
しかし、ボーカルの艶や息遣いなどの表現は苦手なように感じました。
低域
量感は弱めです。全く無いわけではありませんが、なんとなく聴こえるという程度です。
普通の設定では、引き締まった低音に聴こえます。
イコライザーで持ち上げると、ボワついたり、解像度のなさが目立ちました。好みによりますが、自分はノーマルで聴くのが一番良かったです。
MDR-EX155の使い勝手
MDR-EX255同様、軽くて、コンパクトなので普通に使いやすいですね。
装着感
イヤホン本体は小さいので、耳にスッポリ入ります。
また、重量もない方なので、ストレスなく使えると思います。
遮音性、音漏れ
開放型のイヤホンと比べると、段違いで良いですが、密閉型の中では普通レベルです。
電車の中では、外の音が邪魔になるかもしれません。
大音量だと外に多少は漏れるかもしれません。一度、どれほどの音量で、どれぐらい音がするのか、耳から外れた状態で試してみてください。
MDR-EX155のまとめ
MDR-EX255同様、コストパフォーマンスに優れたイヤホンです。
型番だけ見ると、MDR-EX255の下位機種のように見えますが、音質は互角だと思います。
低音重視のMDR-EX255、高音重視のこのMDR-EX155、好みに合わせてお買いください。
よろしかったら、MDR-EX255のレビューもご覧ください。
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ご参考になれば嬉しいです。
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