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ブルックナー交響曲第8番についてサヴァリッシュの解説・メモ書き

NHKの再放送を見てさわりだけ。

きちんと見たい方は再放送を待ちましょう。

ブルックナー交響曲第8番

第8番についての解説でしたが、ブルックナー全体についての話題も多かったです。

サヴァリッシュ曰く…


7番から編成が大きくなる
前にも後ろにもない独自の世界な作曲家
質素 キリスト教や教義、神学、内面の悩みなど難しいことではなく、神への素朴な態度。バロック寺院に現れるような自然な神が重要だった。
巨大な厳粛な空間、同時に心を落ち着かせる空間と人生を捉えていた。
仕事も自分の力で動かせるものでなく上から与えられた必然だと考える。
神の全能、それへの感謝

ブルックナーの交響曲は聴き手にも共に息することを要求する。前のことも後ろののこも忘れてただ今起こること
無限の静と大きさのうちに起こることに集中する
主題が来るまで長い時間をかける。
第一主題が来るまで一つの世界が過ぎていく
ブルックナーには 急がせる、急き立てることが音楽にない
イライラして駆り立てることがない
マーラーとは違う 火と水のように
ブルックナーは苛立ちや不満を知らない
シューベルトでさえ駆り立てる作品がある
全く素朴で純真
巨大なひとつの息

ブルックナーが波の端緒に着くとき、自分が自分が、といったものや、見せてやるというものがない
喜びの期待の心に満ちて扉を開け、進む
美しい荘厳な部屋、そして聖域へと
一歩一歩敬虔に
荘厳に、神秘性
偽りのパトスが全くない世界
押し付けることがない、意識的に求めることがない 内面的な心情の流れ
理性でなく、自分はこう書かねばならないという単純な心から


メモ書きなので途切れ途切れです。