BELDEN88760 レビュー スタジオでも使われるプロ用RCA,ラインケーブル 安心と信頼の実績と評価
RCAケーブルです。LINE接続に使いますね。
いわゆるプロ用、スタジオ用の製品です。安価で、性能が良いのが特徴ですね。
オカルトものが多い、オーディオ用のケーブル問題ですが、信頼できる値段と性能です。
BELDEN 88760のの音質
音色の特徴
以前は、同価格帯のMOGAMIのケーブルを使っていました。それと比較してのレビューです。
まず、解像度が高いです。小さい音、細かい音をしっかり拾って、聴かせてくれます。
音色は全体的に寒色系で、引き締まった印象です。メリハリの良さが際立ちますね。
パワー感があり、音の押し出し、音圧が強いように感じます。音の輪郭もはっきりして、どういう風に演奏されているかわかりやすいです。
また、余韻の表現など、音楽性も豊かです。これは、音源や、他の機器の性能を余さず活かしきっているということでしょうか。
今まで、ボワつくところや、あやふやになってくすんでいた音が、生き生きとしてきました。
空間表現力
定位の良さに、まず驚きました。
スピーカーからの音離れが良く、フワッと音像ができあがります。スピーカーが消える、という段階に一歩近づきました。
ボーカルや、各楽器が、どこに位置しているのかはっきり分かるようになり、定位感が明瞭になります。
音場は、上下にも左右にも広いです。かなり端の方で鳴っている音も、定位が良いので曖昧にならずに、どこで鳴っているか、しっかり教えてくれます。
音楽のジャンル
中庸的なケーブルで、いらない味付けがないので、どんなジャンルも対応できます。
スタジオでもよく使われるケーブルなので、変な個性はありませんね。強いて言えば、メリハリがいいのでロックなんかは、かなり良いと思います。
音域
性能が良いRCAケーブルなので、特に変わった個性はありません。
高域
はっきりした音で、高域のさらに高い高音もしっかり出ます。
性能の悪いRCAケーブルだと、高音で変な音作りで、透明感が損なわれることもありますが、BELDEN 88760は音源のまま、しっかり鳴らしてくれます。
他のケーブルでは気が付かなかった、透明感、音の消えゆき方に気づくことができました。
中域
問題ない、という風にしか言えませんね。
音源に忠実な、原音再生に優れた音です。
低域
量感、質感、共に良好です。
他のケーブルでは、量感は良いが質感が悪くボワつく、もしくは、質感は良いが、量感が物足りない、という印象があるものもあります。
しかし、BELDEN 88760は、量感はしっかりありながら、引き締まった低音でボワつくことはありません。
BELDEN 88760のの使い勝手
差込口の部分、機器との接続部分、ここが使いやすいです。
他の、スタジオ用ケーブル、プロ用ケーブルでは、ちょっとしたことで外れないようにとても固いです。
一回接続すると、外すのにとても苦労します。自分は以前のケーブルは、ケーブルの線の部分が負けてしまい、壊れてしまいました。
しかし、BELDEN 88760は、ちゃんと外れにくく、しっかり接続するにも関わらず、付け替えも簡単です。
事故では外れませんが、外そうと思って、普通に力を入れて引き抜けば普通に外れます。
オーディオ用ケーブルでは普通かもしれませんが、スタジオでも使っているプロ用のケーブルでは珍しいと思います。BELDEN 88760は、そういった点でも貴重ですね。
難点は、自分には全くありませんが、環境によっては、ケーブルの線の部分が固いということは不便かもしれません。
ケーブル部分はほとんど折り曲がりません。これが他のケーブルと違うところです。
しかし、自分の使い方では、全く問題になりません。よっぽど変わった環境でない限り問題にならないと思います。頻繁に動かすところではないですし。
BELDEN 88760のまとめ
オーディオ用のケーブルは、ビックリするくらい高いものがありますが、その中で価格に見合うものは数少ないです。
その点、BELDEN 88760は、安心して買うことができる実績、プロからの信頼があります。
何万ものケーブルを買う前に、ぜひ比較対象としても、購入することをオススメします。
(そう言いながらも、試聴したRCAケーブルで、1万ぐらいですがいいものを見つけました。いつかは欲しいですね。これでもオーディオ用ケーブルでは、激安という、狂った世界だと思います。)
ご参考になれば嬉しいです。
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