audio-technica 開放型ATH-ADXシリーズ 試聴レビュー オーテクのヘッドホン
オーディオテクニカ、アートモニター ATHシリーズの開放型の試聴レビューです。
こちらは以前紹介した、ATH A〇〇Zシリーズとは違い、開放型のヘッドホンです。
ATH AD〇〇Xという型番で、〇〇の部分には数字が入ります。数字が大きくなるほど高価格帯の製品となります。
オーテクのヘッドホンは個人的好きですね。
こんな方におすすめ
- オーディオテクニカの開放型ヘッドホンに興味がある方
- 中庸的サウンドを求める方
開放型 ATH AD〇〇Xシリーズ共通の音質の特徴
音色の特徴
音色の特徴的には、以前紹介した、ATH A〇〇Zシリーズと多くの共通点を持っています。
フラットで、癖が少ない自然な音です。アートモニターという名前らしく、原音再生としてレベルが高いです。
解像度は高いです。細かい音や、小さい音も拾ってくれるので、表現の幅が広く感じます。
しかし、音の角が丸いので、耳に痛い音は出しません。やや暖色系の音作りだと感じました。
開放感があってATH A〇〇Zシリーズよりもやや高音よりです。
開放型らしく、抜けのよさや爽やかさがあります。
音楽のジャンル
ジャンルとしても、苦手なジャンルはないでしょう。どんな音楽でも原音再生で、様々な表現をします。
万能型のヘッドホンといえるでしょう。
空間表現
空間表現力としては、ATH A〇〇Zシリーズよりも音場は狭いですが、楽器やボーカルとの距離は近く、臨場感があります。
目の前で、演奏を聴いている、という印象です。ボーカルは特に近く感じるでしょう。
定位は良好です。真ん中にピタッとボーカルがいるので、安心感があります。
ATH A〇〇Zシリーズと逆のイメージがある、音場はやや狭く、距離が近いという空間表現です。
むしろこれが自然だと感じるという方は多いでしょう。
音域
全体的にフラットですが、やや高音よりで重心が高いように感じます。
高域
高音は刺さりにくく、キレイに上まで伸びます。よく伸びて丸みを帯びたリラックスできる音を出します。
艶の表現力もあります。
上位機種にいくほど、キラキラする傾向があります。しかし、シャリついたり痛い音は出しにくいです。
中域
艶があって、ボーカルに色気を感じる表現も可能です。
厚みがあって色彩感があるので、ノリよく音楽を楽しむことができます。
柔らかめの音という印象があります。
低域
低音は量感は少ない機種が多いですが、芯のあるよく弾む音です。
柔らかめな低音ですが、膨らみすぎてブーミーになることはありません。
音圧は弱いので、ドコドコするような低音は出ません。自然に出て、自然に消えゆく印象です。
開放型 ATH AD〇〇Xシリーズ共通の使い勝手の特徴
装着感
ハマれば装着感は良いです。包み込まれるような安心感があります。
側圧もしっかり抑えてくれて、布製のイヤーパッドは洗濯ができます。
頭への刺激はあまりないので、長時間リスニングができます。
遮音性、音漏れ
開放型ヘッドホンなので、皆無です。同じ部屋に居れば何を聴いているか分かります。隣の部屋ですとさすがに音は聴こえません。
なので外の音も聴こえるのですが、かえってそれが便利です。
開放型 ATHシリーズの各モデル、クラスそれぞれのレビュー
上級機にいくにつれて、ベールがはがれるように、クリアでヌケの良い音になります。また、高音が出てきて硬質になるという傾向もあります。
ATH-AVA500
万能的で、素直な音色です。いい意味で普通ですね。
この価格帯では、音の悪さをごまかすために、特定の音を強くしたりするものもあります。
しかし、ATH-AVA500はそういう小細工なしで、悪い印象はなく、普通に良い音です。
上位機種よりも高音がクリアな印象でした。
側圧は強めです。
普通に使えれば良い、という方にはオススメです。少なくとも音質のコストパフォーマンスは抜群です。
ATH-AD500X
値段に対して、音と装着感が良いと評判のヘッドホンです。
暖色系の音で、リラックスしやすく、使いやすいヘッドホンです。
低音重視のバランスです。開放型のこの価格帯で、こんなに量感があるなかで質も伴っていてすごいですね。
迫力がありますが、少々ボワつきがあるように感じます。ただ、ドコドコなるタイプではないので、邪魔にはなりにくいと思います。
ATH-AD700X
開放感が出てきて、音はハッキリしてクリアで明瞭感があります。解像度が高くなるので高域が刺さると感じる人もいるようです。
ただし上位機種よりは柔らかめの音質です。
ATH-AD500Xよりも、広がりがあって奥行きがあります。
500X と比べると寒色系だが、暖色系の範囲です。気持ちいい音でリラックスできるゆったりしている傾向があります。
低音の量感はATH-AD500Xの方が出ています。
中高音域重視の音域バランスで、音の重心は高い印象です。
ATH-AD900X
爽やかさがあって、軽快な音になります。のびのびした音楽の鳴らし方が印象的です。
つけ心地は低価格帯よりも、よくなりました。やや側圧が弱くなることでストレスがかかりにくくなると思います。
この機種もフラットですが、やはりやや高域よりのバランスだと思います。
ATH-AD700Xよりも、さらに高音のキレがあり、高域のさらに高い高音が出ます。やや高音が強めなように感じます。
低音は十分に出ているが、量感は少なめです。音圧はないので迫力不足に感じるかもしれませんが、低音は表現の幅が広いですね。
弾む音はリズム感よく、空間表現として奥行きもよく出ています。
ATH-AD1000X
さらに、スッキリと透明感が出て、クリアな音になって、解像度が高くなります。
下位機種よりも、繊細な音になった印象です。軽快感はそのまま、良いところをひきついでいます。
低音の量感はATH-AD790Xよりも少なく感じましたが、質感がよくなり芯が強くなりました。リズム感良いと思います。
高域は角がとれて、聴きやすくなりました。
音場が広がり、定位はより決まるようになりました。
装着感もよくなった印象です。
ATH-AD2000X
高音の解像度のがよくなってキラキラ鳴り出しました。全体的に美しい音になります。
中低音は下位機種よりも大幅音質上昇です。
低音については、量感はATH-AD790Xよりも出ていて、質もいいです。
ATHシリーズの中でも、一番フラットだと思います。
かなりレベルの高い中庸だという印象です。
自分はそうでもないのですが、側圧がキツイという方もいるようです。
ただ音がいいスポットで聴けるので、リスニングには最適だと思います。
鳴らしやすい方のヘッドホンではありますが、良いアンプを使うと潜在能力を発揮してくれます。
ATH-ADX5000
密度が高くなります。音場がかなり広いです。
音楽のバランスがよくて、演奏されている空気感の表現が抜群です。原音再生という点でもピカイチだと思います。
キレが良く、音の立ち上がり、消え方の表現力はすごいの一言です。
低音に厚みが出て、パワーを感じます。今までのリズム感良い、弾む低音のまま、深く沈むようになりました。
抜けが良いサウンドで、自然な感じが増強されます。
アンプは良いものを奢りましょう。能率は高くないです。
開放型 ATH AD〇〇Xシリーズのまとめ
以前は密閉型のATH A〇〇Zシリーズをレビューしました。
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基本的な音質、音色はあまり変わらないのですが、密閉型のATH A〇〇Zシリーズの方が、空間、音場が広いです。
一方、この開放感、ATH AD〇〇Xシリーズは音場は狭いものの、楽器やボーカルが近くなって自然な音に感じました。
癖がなく、質の高いヘッドホンなので、長く使えるヘッドホンだと思います。
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