ゼンハイザー HD660S 試聴レビュー 注目名機の後継機
SENNHEISER HD660Sの試聴レビューです。
ゼンハイザーはどのモデルもすごいヘッドホンばかり作りますね。
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ゼンハイザー HD599 試聴レビュー 前機種所有者が比較する
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SENNHEISER HD660Sの音質
音色の特徴
やはりゼンハイザーらしい、有機的な音色でした。
オーディオ的性能は、たしかに高いです。
解像度・分解能も高レベルですね。
しかしHD660sのスゴイところは、高性能をひけらかさないような音楽性の高いサウンドです。
楽器やボーカルの声の生々しさは、他の追随を許しません。
有機的な音色はクセになりますね。
旧機種・HD650と何がちがう？
旧機種のHD650は、現行機種のHD660sよりもさらに濃い音色でした。
基本的に暖色系で甘い音で、女性ボーカルは他のヘッドホンで聴くのとまるで違います。
個人的には、前機種のHD650も好みでしたね。
HD660sは、HD650と同じく甘いマイルドな音質です。
HD660sもどちらかと言うと暖色系です。
が、HD650よりは寒色系の硬質的なサウンドですね。
解像度も高くなりました。
HD650を知っている人は、HD660sはややタイトな印象を受けます。
ただし、ゼンハイザーらしい有機的な音色は変わっていません。
むしろ、前機種のHD650より生々しさを感じます。
モニターに近づいたものの、キャラクター・個性の印象はしっかり残っていました。
人によっては、より個性が濃くなったという評価を下していますね。
アンプなどの環境に影響されやすくなったので、人によって感想が違うのかもしれません。
どちらにしろ、キャラクターの方向性は変わっていません。
HD650が好きな人は、きっとHD660sも好みなはずですよ。
得意な音楽・ジャンル
アコースティック系の楽器が使われる音楽は、特に向いています。
クラッシックやジャズがいいですね。特にクラッシックが好みでした。
ひそかにアニソンにも向いているという評判があります。
なるほど、高音をマイルドにするゼンハイザーは、高音が刺さりがちなアニソンをうまく鳴らせそうですね。
女性ボーカルの曲も多いので、アニソンが好きな人にはおすすめです。
ゼンハイザー側としては、アニソンは想定していないでしょうがね。
クラッシックやアコースティック系の楽器の響きには、かなりこだわりがあるように感じます。
残響音、倍音もしっかり表現されていますね。
音域
前機種・HD650よりは、HD660sは低音がタイトになりました。
高音域
マイルドな高音ですね。
細くて、いかにもな高音質のサウンドではありません。
音楽の表現力が高いです。
真空管アンプを連想させるような、多彩な表現や反応の良さを感じます。
が、やりすぎることはない、安心できる音でした。
中音域
ボーカルがいいですね。
本当にそこにいるかのような、マイクを通さない声です。
楽器の響きもしっかり表現されています。
低音域
前機種・HD650よりは、量感が減ってタイトな低音になりました。
質感重視ですね。
よく弾むのですが、深みもある低音です。
空間表現力
空間表現力は高いですね。
特に音場感、空間の広さを感じます。
音場感
音場感はいいですね。
立体的なサウンドで、上下左右や奥行きまでわかります。
無理やり広い感じではなく、自然な空間です。
定位感・音像
ビシッ バシッ とまではいきませんが、普通に定位します。
価格帯を考えると普通ですね。
SENNHEISER HD660Sの機能性
デザイン
割とシンプルですね。
特徴はあるけど、主張しない感じでした。
ドイツのイメージ、そのままです。
アンプ
アンプは選びます。
モニターヘッドホンほどではないので、自分の好きな音のアンプを選びましょう。
DAP直挿しは、そこそこ良いDAPでないとキツイです。
ヘッドホンアンプなら、ポータブルでも大丈夫でしょう。
スマホ直挿しは、さすがに厳しいです。
大きさ・重さ
重くもなく、軽くもなく、ですね。
持ち運びはしないので、どっちでもいいでしょう。
装着感
さすがにゼンハイザー、装着感は非常にいいです。
HD598と比べると、やや劣りますかね。
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ヘッドホンの中では、非常に良いです。
遮音性・音漏れ防止性能
開放型ヘッドホンです。
遮音は全くしません。
音漏れもしまくりです。スピーカーとして使えますよ。
使い勝手
外出用には、とても使えません。
家で使うのは、使いやすいですね。
装着感がいいのが嬉しいところです。
SENNHEISER HD660Sのまとめ
HD650の系譜として期待を寄せられた機種、HD660sのレビューでした。
期待どおりか、それ以上の出来だと思います。
より万能型になりましたね。
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HD650より万能型に近づいた
アンプは良いものが必須
外出用は無理
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音楽性の高い音質
解像度も割と高い
装着感は良い
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