AKGのヘッドホン K553 MKII,K275,K240MK2 を試聴しました【レビュー】 

2019-10-10

AKGのモニターヘッドホンを試聴してみました。全体的に音が遠く音像が小さく定位します。

AKG K553 MKII

全体的に金属的な、寒色系の音色。特に高音は、金属的な印象を覚えます。その分、クリアな音でスピード感があります。解像度感は高めです。

金属的な音が気になるので、アコースティック系の音楽には向かないかも。ジャズなどで色気のある音はあまり表現しきれていない感はありました。ロックやPOPSなどの電子音楽向きだと思います。

やや高音が強めで低音は控えめ。シャリついたり、耳に刺さる音を出すこともあります。音が細いので、解像度が高く感じられます。

全体的に音が遠くで鳴っている印象で、特にボーカルが遠く聴こえます。どこで鳴っているかは分かりやすいですが…

装着感としては、割と重い方です。300gをこえます。長時間、装着しっぱなしは疲れると思います。

AKG K275

K553 MKIIより耳に刺さらない。相対的に優しい自然な音で、聴きやすい。

音色は低価格帯よりもきめ細やかさが格段に増します。AKGの特徴である、きらびやかさは少ない。AKGの中でも中庸的だと思います。

高音は結構伸びていますが、中音域がやや引っ込んでいる印象。低音は弾むようなタイトな音。

空間はやはり広め。

AKG K275

 

装着感としては、耳あてが気持ちいいです。上等な素材。ヘッドホンの両耳部分の内側に、大きく「R」と「L」と書かれています。

折りたたみ機能もあるので、持ち運びも簡単そうです。

AKG K275

 

AKG K240MK2の音質

セミオープンタイプのヘッドホン。

海外のスタジオでよく使われているらしいですが、割とまろやかで優しい音。音の輪郭は丸く、聴いていて疲れません。

情報量は少なくないですが、音にモヤがかかっている印象。遠くで音が鳴っているので臨場感はナシ。
長時間つけていても、疲れなさそう。頭頂部のクッション(?)のおかげで、重さが分散されます。

まとめ

AKGのモニターヘッドホンですが、全体的に空間が広く、音が小さく定位するので遠くに聴こえます。

この中ではAKG K275が気に入りました。

開放型でも良いならAKG Q701の方が良いと思います。

e☆イヤホン 【AKG】